7月15日版
福岡市中央区の情報をお届けします。
人と自然が つながるまちに身近な森へ行ってみよう
区内には、都心部の程近くに、人々の心を癒やし生活に潤いを与えてくれる多くの緑地があります。
南公園や鴻巣山を散策してみませんか。
動植物園を囲む広大な自然林「南公園」
市の中心から2・5キロの所に位置する南公園は、周辺一帯の自然環境と地形を生かして市が整備した総合公園です。
昭和28年に市動物園が東公園から移転して南公園に開園、昭和55年には平尾浄水場跡に植物園が開園しました。動植物園を含めた公園の総面積は約28ヘクタールあります。
動物園の北側には、1周500メートルのジョギングコースを併設した遊歩道があり、森林浴が楽しめます。
スダジイやクスノキ、タブノキなどの照葉樹林が見られ、市街地であることを忘れてしまいます。
南公園の一番高い所が標高63メートルの大休(おおやすみ)山です。
ここからの眺めは、江戸時代、貝原益軒(えきけん)が『筑前国続風土記』の中で絶景と記しています。
西側にある「南公園西展望台」からは、志賀島や能古島などの島々や、油山・脊振山などの山、遠くは糸島半島まで見渡せます。
マテバシイの樹林広がる「鴻巣山」
鴻巣(こうのす)山は、市の中心から約4キロ離れた、中央区と南区の境に位置する丘陵地です。
景観に優れた緑地を守り、良好な都市環境を維持するため、市は昭和50年、「鴻巣山特別緑地保全地区」に指定し、都心部のレクリエーションエリアとして保全しています。 広葉樹林が広がる森には、なだらかな地形を生かした遊歩道が整備され、子どもから高齢者まで散策を楽しめます。
見どころは、ブナ科のマテバシイの群生です。かつては、まきなどの燃料にするため伐採されていました。現在は、その切り株から新しい幹が枝分かれして伸びる「株立ち」になっているのが特徴です。秋にはドングリなどの木の実を拾うことができます。
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